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花街

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舞妓になるには

昔は、つてを頼って花街の置屋(おきや)・屋形(やかた)に紹介してもらうという方法で舞妓になりましたが、現在は五つの花街や置屋のホームページがあり、そこに載っているメールアドレスや電話番号を利用して直接問い合わせることができます。また、五花街を支援している京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)でも問い合わせや相談に応じます。

厳しい躾(しつけ)

舞妓への第一歩は、「仕込み」。花街で生きるための躾(しつけ)教育の期間で、現在は、休みを利用した1週間程度の「仕込み体験」を行っている置屋もあります。置屋は、芸能界でいうとタレントが所属するプロダクションのようなところ。仕込みは、大体1年間、先輩のお姉さん芸妓舞妓もいる置屋に住み込み、置屋のお母さん、お姉さんの手伝い、掃除、舞踊の稽古。その間にもお母さんやお姉さんから京の花街言葉、挨拶やしきたりなど花街の行儀作法を徹底的に教え込まれます。朝はお姉さん芸妓舞妓より早く起き、夜はお座敷が終わるまで待ち、衣裳の後片付けなどの手伝いもしなければならず寝るのは深夜になることもしばしば。
そのなかでも京言葉は、舞踊と並ぶ舞妓の特に重要なポイント。お母さんやお姉さんたちから厳しく指導されます。最近は、関東などアクセントやイントネーションの違う地域からの出身者も多く、覚える方も教える方も大変だそう。もちろん舞踊は舞妓の命、歌舞練場や女紅場に通い厳しいけいこを続けます。

さまざまな適正をみて・・・

こうして、たいていの場合、10カ月が経過したころ、舞踊のお師匠さんなどのOKが出ると、置屋のお母さんが日々の修業ぶりなどから総合的に舞妓への適正を判断します。これをパスすると舞妓の「見習い」に。この期間は約1カ月間。姉妹の盃を交わしたお姉さん芸妓について、割れしのぶに髪を結い、半だらの帯にちょっと低めのおこぼ(桐のこっぽり下駄(げた))をはいてお座敷へ行き、現場で仕事を覚えていきます。
姉妹盃の儀式は、各花街歌舞練場などで厳かに行われます。置屋のお母さんや見習い姉妹が見守る中、見習いの場となるお茶屋の女将が仲人となり、本人とお姉さん芸妓が盃を交わします。その盃は花街の組合長が収め、その後の姉妹の間の問題などについて対応してもらえます。妹はお姉さんの名前の一字をもらい、姉は妹の面倒を見、妹は誠心誠意姉に仕えるという関係が花街で一生続きます。

芸事の稽古はさらに増え厳しく

見習いとしてお座敷での仕事を覚えると、いよいよ舞妓デビュー。これを「店出し」といい、3日間、黒紋付きを着てお姉さん芸妓についてお座敷をまわります。さて、実はここからが、花街での本当の修業の始まり。舞踊に加えて三味線、囃子(はやし)(笛・太鼓・小鼓(こつづみ)、に唄(長唄・常磐津(ときわず)・清元(きよもと)・小唄)、さらに茶道も加わり、芸とおもてなしのプロを目指します。

©公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)